TAISHIの日記

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【薬学部受験】史上初めて高校中退から慶應薬学部へ進学した筆者が、実際に行った数学の勉強方法を教えるよ

こんにちは、TAISHIです。

今回は、高校中退から一般入試で慶應義塾大学薬学部薬学科(6年制)へ進学した私が、

受験生時代に行なっていた勉強方法を紹介します。

まずは数学です。

入門レベルの基礎を固める

入門の基礎固めをするため、

文英堂の『これでわかる数学』を使いました。

全ページ丁寧に目を通し、掲載されている公式は、全て自分で導けるようにしました。

その上で、全ての問題を自力で解けるようにしました。

約半年かけて数ⅠA〜ⅡBの2冊をやり、数ⅢCは未修だったので独学はせず、VERITASのField4を受講して学習しました。

 
高校これでわかる 数学I+A (シグマベスト)

 

『これでわかる数学』シリーズを完璧にすれば基礎は盤石ですが、難しく感じる場合は、

この本はやらずに塾へ通って授業を受けたほうが良いです。

 

 
高校これでわかる 数学Ⅱ+B (シグマベスト)

 

一応、ⅢCのリンクも貼っときますね。

 
高校これでわかる 数学Ⅲ+C (シグマベスト)

標準問題を確実に解くための解法を身につける

次に、入試標準問題の解法を身につけました。

この段階は半分は暗記作業なので、勉強していてかなり苦痛ですが、避けては通れません。

VERITAS受験科数学のU3というクラスを受講していました。

正確には、

1月〜3月(春学期)U12とU34を受講。

→復習が終わらず、4月から7月まで、上記クラスの教材を自分で復習。

→8月の集中授業テストゼミ受講を経て、

9月(冬学期)からU3へ編入し、テストゼミを受ける。

・・・と言った感じでした。

VERITASという塾を知らない人にとっては何が何だか分からないと思いますが、

要は、通ってる塾の教材を忠実に完璧にこなしたってことです。

どれだけ素晴らしい塾や予備校に通っていても、

反復して授業内容を復習しなければ、力は付きません。

『復習できてないのに授業だけ機械的に受けてしまっているな』と感じたら、

思い切って授業数を減らすか、受講そのものを中止してみてください。

復習できていない状態で授業を受け続けても、数学の場合は意味がありません。

(←むしろ学力が落ちる)

試験慣れするための実践演習

最後に、試験慣れするための実践演習を行いました。

9月から受講したVERITASのテストゼミがそれです。

限られた時間と余白を使って、採点者に自分の考えを伝える答案作成能力、及び得点力を養うことが目的でした。

このテストゼミが驚異的に役に立ったので、

志望校の過去問演習は1年分しかやりませんでした。

そして慶應薬学部入試本番

私が受けた年度は、数学の問題が激ムズでした。

合格者平均点が3割くらいです。

しかも、設問の不備で答えが出ない問題も混ざっており、

過去問は全く役に立たない難易度になってました。

6割得点を目指していた私も、4割しか得点できず絶望したのですが、

いざ結果を見たら合格。

自分ができない問題って、意外と周りもできてないんだなと実感しました。

最後まで諦めずにできることをやって、あとはのんびり結果を待ちましょう。

(おまけ)薬学部で数学って使うの?

使います。

数学ができないと、3年次以降、薬学部で勉強ができません。

大学へ入る前に、数学ⅠAからⅢCまで、しっかり勉強しておいてください。

私が慶應薬学部へ在学中、同級生に数ⅢC未修の人がちらほらいましたが、その人たちは授業内容を十分に理解することができず、苦労していました。

薬学部に関しては、標準的な高校数学の素養があれば十分です。

入学前に、しっかり勉強しておいて下さいね。